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12月は師走(しわす)。1年最後の月。年末年始の古式伝統行事の準備も始まり、何かと慌しい月です。今年は、平成最後の年末年始として、記念と記憶に残る年となります。天皇お誕生日にクリスマス大晦日。楽しみと期待の多い月となります。

水引の歴史と起源

飯田の水引

今でこそ様々な祝儀や結納飾りなど「ハレ」の日を演出する小道具として欠かせない水引。

水引の原形は、遥か飛鳥時代にまでさかのぼります。

遣唐使の答礼使が唐から携えてきた献上品に、海路の平穏を祈願した紅白の麻が

むすばれていたといわれます。

以来、宮廷への献上品には紅白の紐を結ぶ習慣が定着し、時代を経て民間

にも広がり、今日の風習へと定着しました。

水引づくりは江戸時代に飯田で興りました。

気候風土や立地条件が適していた事から、産業として着実に発展し、

現在では全国シェアーの70%を占める大生産地となっています。

近年は金封や結納品に加え、芸術品としての水引細工に取り組むな

ど、新たな需要の開拓も幅広く図っています。

さまざまな礼儀の場を通し、水引は人と人、心と心を結ぶ、

なくてはならない美風として定着しています。

水引の起源をはじめとして、日本には古来より「結ぶ」事に対する

深い信仰がありました。おめでたい席に欠かせない「松竹梅」や「鶴

亀」は中国の吉祥思想や蓬莱思想の影響を強く受けていますし、「花

結び」や「結びきり」といった結び方用い方の細かい約束事が残っ

ているのも、私たち日本人が、「結ぶ」ことにやはり特別の思いを

持っているのにほかならないのです。

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