この度の令和6年能登半島地震により被災された皆様、ならびにそのご家族の皆さまには心よりお見舞い申し上げます。
皆様の安全確保とそして被災地の一日も早い復興そして被災された皆様の生活が1日も早く平穏に復することをお祈り申し上げます。
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◆水引の起源や歴史産業

日本の伝統文化水引の歴史から製法今後の発展などを解説

◆飯田市の水引産業の発展の経緯と歴史を解説
城下町として発展した飯田市。幕藩時代から城主の産業振興がはかられ、数多くの地場産品が生産出荷されていました。
そのなかでも水引は、元禄時代からの伝統手法を継承しながら、全国に出荷している唯一の地場産業として発展してきております。その意味からも、水引産業は飯田市を代表する伝統産業として今日まで歴史的、文化的側面からも地域社会の発展に高く評価されています。


水引職人


水引は、日本古来の伝統風習に用いられた鮮やかにして美しさを表現象徴し、冠婚葬祭には欠かせない役割をもっています。今日では、水引の美しい特性を活かしながら現代社会に適応するデザイン、色彩、細工つくりなど、様々な製品づくりに努力し、新たな価値観を生み出す商品が出来て来ています。
水引産業が飯田市に生まれ育った経緯や300年余年の歴史的変遷を体系的にまとめ生成発展過程などを解説していきます。
飯田市は、長野県南部に位置し、南アルプスと中央アルプスに囲まれた、自然豊かな地で「小京都」といわれています。江戸時代から信州南部の中核都市として発展し、20余りの地場産業が立地した中、水引産業は、四国伊予三島、川之江地方と並ぶ全国二大生産地を形成しています。
「元結」は、日本相撲協会へ納入する、日本唯一の生産地です。平成13年(2001)現在、飯田水引組合加盟27社43の工房があり、水引、金封(祝儀袋)、祝儀用品、正月飾り、熨斗・神社仏閣関係用品などの祝儀用品を生産し飯田地方を代表する地場産業となっています。


水引職人水引職人

◆水引の興りと水引という名称はどこから
日本への和紙伝来説の中に、607年遣隋使小野妹子が、日本に無事帰れるようにと祈願して、紅白の麻布を荷物に結び付け、日本に持ち帰ったといわれるのが水引発祥との伝承があります。
平安時代になると、宮中における宗教的な儀式に「贈答品の装飾」として水引が使用されました。
宮中絵巻の解説によりますと、紅白は太陽陰暦の陰と陽を表し、神聖な場所と一般社会とを区切るため、水を引いて清めるので「水引」と記されているようです。また、宮中では最高級の「口紅」を染料としたので「くれない」というとも記されています。当時朝廷宮中内には、専門の水引工房・工匠がいて貴族内での特殊産業であったようです。
水引職人


◆飯田地区への水引伝承興り
飯田地方最古の伝承は、地頭近藤六郎周家(ちかいえ)が紅白の紙縄を撚り、文治2年(1186年)朝廷への献上品凍み豆腐に、水引を付加したのが始まりといわれています。
飯田に水引産業が位置づいたのは、元結商人が全国に販路を広め初めたころ、祝儀用水引も一緒に持ち歩いたことから、全国各地に広まったようです。
明治になると断髪令が公布され元結業が衰退し始めるとともに、元結の技術を生かした生水引製造が発展しました。その後技術の向上と工夫・開発により職人の手扱き水引が明治10年代に全盛期を迎えました。
当店は、ちょうどそのころ開業いたしました。
第二次世界大戦戦後の昭和20年代前半に、復員した職人により、紅白・黒白水引の生産が復活し、さらに昭和20年代後半になると、東京など大都市の労働力不足から、生水引の注文とともに水引細工を施した金封などの注文が大量に入るようになりました。
これが現在の水引細工へと転換するきっかけとなり、昭和30年代後半には、飯田の立体的な水引工芸品が各種コンクールで入賞するなど、高度経済成長とともに、結納品などの売れ行きが好調になりました。
さらに高品質の水引の製造機械が開発されたことにより、大量生産が可能となり、昭和50年代から60年代には第二次黄金期が到来しました。
大量注文に応じるために家庭内職者は6000人余りを数えました。しかしその後、急速な少子化の進行や若い世代の結婚観の多様化などによって、主力商品である結納品の需要が減少し始めました。
このような状況を踏まえ、業界では付加価値の高い新商品の開発や生産コストの削減など、需要拡大の努力とともに経営の合理化に努め、今後に向けての体質改善に取り組んできております。
元禄時代から今日まで300有余年、時代の変化に対応し連綿と継承してきた飯田水引産業も、今後けして明るい平坦な道のりではない厳しさがあります。それはひとつには、第2次大戦後経済を優先し、物の豊かさは実感しましたが、日本の伝統的な良き風習や生活慣習、心の豊かさが失われてしまったからです。


水引職人

人の心と心を結ぶ水引の果たす役割も、その言葉さえも理解されない世代が増えてしまって残念な時となってしまいました。
しかしながら最近では、あまりにも効率化希薄化が進み、またAIなどの導入や海外からの観光客の増大そして東京オリンピックを控え、日本の伝統文化を象徴する水引が、本来の意義を再認識され、若い人たちの新たな商品開発などにより、伝統を重んじ儀礼を尊ぶ社会に変化しつつあるようです。

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